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南ふう 祭り街道文学大賞受賞にあたり関連情報を当該ページより抜粋致しました、

詳細は各掲載ページでご確認下さい、


祭り街道文学大賞 on the web
折口信夫が「祭りの原点」と激賞した雪祭り 井上靖の短編小説の素となった犬坊伝説
伝説と祭りに彩られた阿南町を舞台にした文学作品でデビューの夢を叶えよう!


田中康夫長野県知事からのメッセージ
<私も応援します・祭り街道文学大賞>
南信州・下伊那の里『阿南町』は、豊かな自然と数多くの祭りや文化に育まれたロマンの故郷です。この豊かな民俗芸能を残す谷あいの町を皆さんの手で是非、全国に紹介してください。 素敵な作品を期待しています。
     長野県知事 田中康夫


祭り文学大賞とは
長野県阿南町では同町を題材とした小説を募集します。
南信州の山あいの町をあなたのアイデアで小説の舞台にしてください。
阿南町役場ふるさと推進室では町の詳細がわかる「創作ガイド」を配布し、伝統芸能、名所旧跡など小説のキーポイントを詳しく紹介しています。このガイドをもとに恋愛小説、歴史小説など現在執筆中の作品の内容をガイドに沿って書き換えて簡単に応募するなど、阿南町を知らなかった人でも応募することができます。
大賞受賞作品は新風舎から出版します。

問い合わせ:anan@shinpusha.co.jp


(掲載ページ http://www.shinpusha.co.jp/anan/


コンテスト結果発表

祭り街道文学大賞 結果発表

「祭り街道文学大賞」(主催:阿南町、後援:長野県・新風舎)は
2003年9月末に募集を締め切り、去る11月17日に最終審査を行いました。
阿南町長・小林謙三審査委員長をはじめとする審査委員会にて、
250作品の中から以下の作品を選出いたしました。

大賞
賞金50万円、出版化、賞状

『女人囃子が聞こえる』 南 ふう


特別賞
賞金10万円、賞状

『風来マジシャン 阿南町の旅』 高橋 正樹優秀賞


優秀賞
賞金5万円、賞状

『冬の夕顔』曽田 圭
『さるすべり』村田さやか
『ある恋の軌跡』峯美文
『町ごと祭り王国』村上省吾
『群舞』宮本治久


2003年11月発表


(掲載ページ http://www.shinpusha.co.jp/event/contest/maturi_result.html)


コンテスト結果発表

祭り街道文学大賞 選評

総評

審査委員長:小林謙三阿南町長
前歴のない文学賞、それも長野の小さな名も知れぬ町を題材にすることで当初は多少の不安もあったが、終わってみれば北は北海道から南は沖縄まで多くの反響と質量共に予想を遥かに上回るご応募を頂いたことに驚きと感謝を隠しきれない。
入賞候補作品もミステリー、恋愛文学、歴史小説などバラエティに富み、さまざまな観点から当地が描かれているのには感動を覚えた。またはるばる当地を取材に訪れた応募者と、地域住民との暖かいふれあいのエピソードを耳にするにつけ大変に喜ばしく、この試みの新たな側面を発見することも出来た。
今後は第2回祭り街道文学大賞を目指し、取り組んでいきたい。

祭り街道文学大賞プロデューサー
新風舎 小山和彦
一次審査から最終審査まで250作品すべての原稿に目を通し「皆さん良くぞここまで書いてくれた」と感動しています。ガイドブック製作の取材などを通し現地に幾度となく足を運び、「阿南マニア」を自他共に認める私でさえ作品を通して新たな発見がいくつもあり取材力の深さに感嘆のため息を漏らしました。
今回の文学賞が遠く離れた人と人を結び付け、珠玉の作品の数々を生み出すこととができたことに深い意義を感じています。
プロデューサーとして「地元の人しか書けなんじゃないか」という不安も見事に裏切られ、アマチュアだからこそ持ちえる魂のヴァイブレーションを感じ、次回開催は自分の命題であると心新たに決意しました



選評
大賞 『女人囃子がきこえる』 南 ふう


阿南町の日常や、生活の問題が自然に描けている。介護や家屋の老朽化などで都会に出て行った子供の元に身を寄せるためやむなく阿南の地を離れるなど、地域住民の抱える問題を同じ目線に立って描こうとするところに共感が持てた。
作品の完成度は他の応募作をはるかに凌駕し、住民とのきめ細やかなやり取りや、丹念な取材のあとが見受けられ、大賞にふさわしい作品である。
何より遠く沖縄に住み、当地とは縁もゆかりもなかった受賞者がこれだけ阿南の地を理解してくれたことに驚きを隠せない。(小林謙三)

小説として非常に完成度が高く、主人公が魅力的に描かれていて読者を作品の中へ引き込んで離さないことに成功している。作品には包容力が有り、且つ説教臭くないところに好感が持てた。
また、過疎などの現実問題がクローズアップされていて、非常にリアリティがある。結果として主人公は上京することになるのだが、そこには故郷への愛情が有り、故郷が彼女を成長させたのだというメッセージを強く感じた。
ふるさとと都会との対比、距離感などがサブリミナルなテーマとしてうまく描かれていて、彼女はいつかまた、この故郷に帰ってくるのだろうという印象をもった。(松崎義行)


(略)


2003年11月


(掲載ページ http://www.shinpusha.co.jp/event/contest/maturi_souhyo.html



関連情報

南ふうホームページ http://www.geocities.jp/minamihoo/

作品
・ティーダの子供たち(新風舎、2003年)
・玉手箱を開けたら―パソコン音痴でもネット社会へ (健友館、2001年)
・宵の明星(文芸社、2000年)
   お求めは
      沖縄県内:上江洲書店他
      インターネット:アマゾンヤマトブックサービス


阿南町ホームページ http://www.town.anan.nagano.jp/

受賞紹介記事:
 沖縄タイムス 2003年12月4日 朝刊
 琉球新報 2003年12月5日 夕刊



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